館長です。

日本万華鏡博物館館長の大熊進一です。

 

 万華鏡と出会ったのは1990年1月、ハワイ・マウイ島です。おもちゃからアートへ大変身した万華鏡を見て、思わず買ってしまったのがコレクション第1号です。それから少しずつ集めていたのですが、93年、雑誌『ぴあ』(7月27日号)が「平成のコレクター」というコーナーで取材に来てくれました。コレクション数180本と書かれています。この時から、日本一の万華鏡コレクターになったのです。

 

 1949年12月24日、埼玉県川口市幸町2ー1で生まれました。実家の生まれた所に、日本万華鏡博物館を作ったのです。72年、立教大学経済学部卒。在学中は探検部に所属し、無人島生活や洞窟探検を行なう。卒業後、埼玉新聞記者として4年間勤務。76年、インダス・モヘンジョ・ダロ、チグリス・ユーフラティス、エジプト、ヨーロッパの古代遺跡を1年かけて巡る。77年、(株)エンジンルームに所属し、『ビックリハウス』の編集、各種プランニングに従事。82年、著書『私とモノとの出会い』を出版。85年、独立して、企画編集会社(株)ベアーズを設立、代表取締役就任、資本金1000万円。プランニング業務と、日産自動車、JT日本たばこ、リクルート、ミスタードーナツ、東京モード学園、綜合警備保障、等のPRマガジンを企画編集。

 万華鏡と出会ってから、91年、アメリカの万華鏡愛好家団体「ブリュスター・ソサエティ」に入会。96年、日本万華鏡倶楽部設立、そして98年、日本万華鏡博物館を開館。2000年、日本で初めての万華鏡の本『万華鏡の本』を日本万華鏡博物館から刊行。万華鏡だけの公募展「日本万華鏡大賞展」をスタート。02年、上野国立科学博物館で「光を楽しむ」展に万華鏡を出品。03年、『万華鏡の本・増補版』刊行、文渓堂から『万華鏡』を出版。滋賀県長浜市に日本一高い8mの万華鏡「天の華」をプロデュース。05年、中国北京市「索尼探夢(ソニータンモン)」で万華鏡展開催。2012年、3月現在、コレクション数は1900点を越えています。

 

 日本万華鏡博物館では、館長が万華鏡の歴史と仕組みの説明をし、手作りをサポートし、不思議な万華鏡を解説し見てもらいます。“学んで・作って・見る”全てに館長が説明します。万華鏡を頭で、手で、目で楽しんでもらうための、一番いい方法が、館長による解説付き見学だ、と思います。だから予約優先になります。予約がなくても空いていれば入館できますが、毎正時ごとに、好きな日時を予約して、楽しい1時間を過ごしてください。